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連絡がとれない社員を退職扱いまたは解雇すること及び当然退職とするの是非
就業規則解雇は、使用者からの一方的な「意思表示」による労働契約の解消です。そして、法律上、意思表示の効力が生じるためには、その意思表示が相手方に「到達」することが必要となります。到達したといえるためには、相手方が実際に意思表示を了知する必要まではな...
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パワハラ・いじめ防止に関する社内規定を整備する際の留意点
就業規則事業主がパワハラについて講ずべき雇用管理上の措置に内容の一つに、「事業主の方針等の明確化及びその周知・啓発」があります。パワハラ指針は、これが履行されている例として、「就業規則その他の職場における服務規律等を定めた文書において、職場における...
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定額(固定)残業代制の効果とリスク及び導入する際の実務上の留意点
就業規則労働基準法は、時間外・深夜・休日労働をさせた場合は、割増賃金を支払わなければならないが、この割増賃金を毎月定額で支払う方法があります。この方法は、定額残業代制、固定残業代制、みなし残業代制などと呼ばれ、法令上の制度や概念ではありません。定額...
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改正公益通報者保護法における通報体制整備義務と通報対応体制整備等の措置義務
就業規則改正公益通報者保護法は、令和2年6月12日に公布され、令和4年6月1日に施行されます。改正法は、事業者の通報体制整備義務を定めましたが、常時使用する労働者の数が300人以下の事業者(中小事業者)については努力義務としています。改正前は、事業...
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私傷病休職における復職時の取扱い及び復職できない場合の取扱い
就業規則休職には、終身雇用制度との関係から解雇を猶予させるための機能、すなわち解雇猶予措置としての機能があります。休職制度によって一定の期間様子を見たけれどもそれでも復帰が難しい、となれば、会社は当該従業員に対し十分な配慮をしたとして、労働契約を解...